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聖心幼稚園では毎日の食事前に園児たちが声を合わせて一緒にお祈りをする時間があります。
声を合わせるというのは気持ちを合わせること。
息を合わせて声を出すことで集団生活の中での一体感が子どもたちの心に芽生え、その意識が園でのさまざまな活動や遊びの中に反映されていきます。
お祈りの時間は心を静めて集中する習慣を身につけることにも繋がっています。
保育参観に訪れた保護者の皆さまは、子どもたちが教室で落ち着いて先生の話に耳を傾けている姿に驚かれることがよくあります。
ご家庭ではなかなか見られない姿だというお声も。
元気いっぱいに遊ぶ時間と、静かに集中する時間。
“動と静”のバランスを巧みに組み合わせた園生活の中で、子どもたちは落ち着いて過ごす態度を自然と身につけていきます。
さらに、年長児がひとつのテーマに沿って活動する「設定保育」の時間は約45分間に設定。
その効果は小学校に就学後、落ち着いて授業を受ける姿勢に如実に現れることになります。
クラス担任の先生がお迎えに来られた保護者の方にお子さんの様子を伝えるのはどこの園でも見られる光景かと思います。
聖心幼稚園では小規模園ならではの強みを生かして、すべての職員が園児一人ひとりの様子を共有できる体制を整え、どの職員も園児のことを理解して、保護者の方とコミュニケーションを取れるように取り組んでいます。
保護者の皆さまはお子さんが園全体で大切に見守られていることを感じていただけることと思います。
年長児の園児たちがドッジボール遊びをしていると、先生に指示を与えられることなく、子どもたちが自らルールを守りながら主体となって生き生きと遊んでいる姿を目にすることができます。
集団の中で一人ひとり自己発揮しながらに楽しく遊ぶ。
家庭の中では得られにくい経験を通じて園生活ならではの成長を感じられる時間です。
聖心幼稚園では園児たちの教育課題を解決するために、3年間継続でひとつのテーマを掲げて保育の実践の中で教育研究を行っています。
「健康な心と身体~園生活の中で主体的・意欲的な子どもを育む~」や「心の根っこを育てよう」などの教育テーマを設定しています。
日々の園生活の中で園児たちにどのような経験を積んでもらうか、毎月の職員会やクラスミーティングの中で話し合いを重ね、保育内容に反映させてきました。
10年以上に及ぶ取り組みは職員の質の向上にも繋がっています。
現在、年少組の担任を務めています。
自分で服を脱いだり着たりするのに苦労していた子どもたちが日を追うごとに上手になったりと、色々なことを一人でできるようになっていく姿に驚きと喜びを感じています。
認められ、褒められることで、子どもたちの意欲は高まっていくものです。
そうした成長に寄り添っていけることにやりがいを得られています。
保護者の方との懇談会では、毎日の子育ての中で感じているお悩みなどを聞かせていただくこともあります。
幼稚園の先生として、少しでも保護者の方の支えになることができている、そう思えたときには嬉しく感じます。
年長組の副担任を務めています。
子どもたちの成長をどのようにして小学校での学校生活につなげていけるか、担任の先生と相談しながら日々の保育に取り組んでいます。
大切にしているのは、“自分で考える力”を育むことです。
先生から「次はこれをしてください」と教えるのではなく、子どもたちが何事も自ら率先してできるように取り組んでいます。
子どもたちは園生活の色々な場面で異年齢のクラスの子どもたちともふれあう場面が多くあります。
そうした姿を目にしたり、職員同士の話し合いを通じて、私たちも園児たちみんなの様子を知ることができ、年長組以外の保護者の方とも積極的にお話をする機会を持てています。
指導教諭という、担任を持つ職員のリーダー職として勤務しています。
私たち職員は子ども一人ひとりに寄り添いながら「こういうふうに育てるためには、どのような環境をつくるか?」ということを常に考えています。
環境は人やもの、場など様々な要素で構成されています。子どもたちの園での生活だけを見て関わっていくのではなく、毎朝子どもたちの表情や様子の小さな変化を注意深く見つつ、保護者の方とコミュニケーションを取ったりしながら、ご家庭での様子も出来る限り把握して、子ども一人ひとりの思いとその環境の全体を見ながら保育を行っています。
「一人ひとりに寄り添いながら、どのような環境を作っていくか」をテーマに、より良い保育を提供していくために日々考え実践しています。